小石原焼 金丸窯 “éhn Edition” / 湯呑み
¥3,740
福岡県・東峰村で350年以上の歴史を刻む小石原焼。その伝統を受け継ぐ〈金丸窯〉にて、éhnのために特別に仕立てた “湯呑み”。
1990年代、とある展覧会で強い存在感を放ち、受賞の栄誉に輝いた一枚の器。その原風景ともいえる作品の記憶を重ねながら、ブルーのラインを新たに描き直しました。現行のモデルを基に、ラインの幅を1.5倍に広げることで、現代的なバランスを纏った姿に。
平皿やマグカップをはじめとした多彩な型に共通する、凛と走る一本の青。その存在は静かに、しかし確かに器の表情を引き締めます。
小石原焼が育んできた確かな技術と、éhnが見出した記憶のかたち。その二つが重なり合うことで生まれた “éhn Edition” は、復刻ではなく、時代を超えて更新された「いま」の小石原焼です。
暮らしの中でふと目にしたとき、心を澄ませてくれるような器であってほしい。
この“湯呑み”は、その願いを託した一品です。
※掲載写真は個体差をご覧いただくための参考です。販売価格は1点分となります。
【金丸窯(かなまるがま)】
小石原焼の原点に立ち返る想いから、蹴ろくろを用いた作陶を続けています。白い化粧土を重ね、飛び鉋や刷毛目など、小石原に伝わる伝統技法を一つひとつ丁寧に施し、器の表情を紡いでいます。
【小石原焼】
小石原焼は1682年、筑豊地方で最初の窯場が開かれたことに始まります。刷毛目、飛び鉋、櫛描き、指描き、流し掛け、打ち掛けなど、多彩な技法による幾何学的な文様が特徴です。江戸時代中期には、小石原から陶工が大分県日田市の小鹿田村に招かれ、その技術を伝えました。こうして小鹿田焼は小石原焼の技を受け継ぎつつ、独自の焼き物として発展していきました。
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