éhn original / Polka Dot Shirts WHITE

éhn OriginalのPolka Dot Shirts。
éhnが考えるクラシックをかたちにしたシャツです。

ポルカドットは、クラシックの中に軽やかな反骨を宿す柄。
その魅力は、時代ごとに形を変えながら受け継がれてきました。
1950〜60年代、パリやニューヨークのアーティストやモッズたちは、この小さな点を控えめな自由の象徴として身に着けていました。
ビル・エヴァンスが白いシャツに小さなドットのスカーフを結び、
チェット・ベイカーがくたびれたジャケットの胸元からそれを覗かせる。
端正さと気怠さ、理知と感情。
そのどちらにも偏らない揺らぎが、ポルカドットにはありました。
イヴ・サンローランやピエール・カルダンは、
それをエレガンスの文脈へと昇華させ、ドレスと日常、モードと実用のあいだに整った遊びを生み出していった。

éhnでは、その流れをもう一度、生活という目線から捉え直しています。
“作業着”と“日常着”の境目がゆるやかだった時代の空気を、
今また自然と馴染むように再構築しました。

素材はコットンリネン。
乾いた肌触りと落ち着いた光沢があり、季節を問わず心地よく着られます。
ホワイトは端正で、どこか静謐な印象。

胸ポケットには、約1cmの縫わない余白を。
この仕様は、éhnが店舗を構える横須賀・田浦町「月見台住宅」から着想を得たもの。
平屋が並び、庭に木々や植物が茂るこのエリアで、日々の作業や庭いじりの中であったらいいと考案したディテールです。
庭で植物を摘み、ポケットに入れたとき、そこに溜まる砂や土を自然に落とせるように。
生活の中の実感を、服づくりへと落とし込んでいます。
もちろん、エリアや用途関係なく、皆様の生活の一部に取り入れて頂きたい一着です。

デザインではなく人のための余白。
仕立ての意匠というよりも、着る人が完成させるためのモノ。

整っていて、どこか揺らいでいる。
éhnが考える、日常のシャツです。


※ 身長179cm WHITE サイズM着用