螢松窯 “éhn Edition” / ポット
¥14,850
鹿児島県〈螢松窯〉にて〈éhn〉仕様に特別に誂えて頂いたポット。
外側の凹凸のあるテクチャーと内側の釉薬の艶感が対比を描く仕様に仕上がっています。
鉄釉は、黒薩摩の着色原料として使われてきた、ガネミソと呼ばれている水酸化第二鉄を用いています。造成されていない、山奥の田んぼや池などにあり、採取した場所によって同じように調合しても色や釉薬の性状が違う事に面白味を感じます。
また、鉄釉に使用している土灰釉には3割ほど木灰が入っています。
この灰は、鹿児島の郷土菓子「ちまき」(あく巻き)に使用されたものです。
昔、薩摩焼では、焼き物に、不要なアク汁が、抜けた「ちまき」の灰を使用されてきたようです。
器の凹凸がある部分には、霧島温泉に含まれている鉄分を凹凸のあるテクスチャーを作り、刷り込むようにして、施釉したものです。
伝統と独自の技法が、一つの器に融合することをコンセプトに制作された一品。
※掲載写真は個体差をご覧いただくための参考です。販売価格は1点分となります。
【螢松窯(けいしょうかま)】
棈松 孝弘(AbematsuTakahiro)
1971年 鹿児島県姶良市生まれ
1992年 名古屋造形芸術短期大学 プロダクトデザインコース卒業
1998年 鹿児島市窯業室終了
都城焼窯元で学ぶ
2001年 鹿児島県姶良市に螢松窯を開く
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