éhn Original / Tsukimidai Atelier Jacket
〈éhn Original〉より、“Tsukimidai Atelier Jacket”。
éhnが店舗を構える月見台の静かな空気に、“作業とまちの匂い” “アトリエの気配” を混ぜ合わせたような、éhn オリジナルのアトリエジャケットです。
もともとはワークパンツや作業着に使われてきた、密度のある綾織り。
そこへリネンを加えることで、硬さを残しながらも、どこか鈍い光沢と落ち感が生まれています。
昔、ヨーロッパのアトリエで画家や陶工が羽織っていたワークジャケットの写真を見たことがあります。
ツイル地が肩に馴染み、ポケット口が少しだけほつれたまま使われ続けているような、あの道具としての服の気配。
たとえば、1950〜60年代にアトリエで制作していたアーティストの姿とか。
フランスでは、油彩が乾くのを待ちながらそのまま街角のカフェへ出ていく画家がいたり、イギリスでは、登り窯の湿気が残る作業場からギャラリーのレセプションへ直行する陶芸家がいたり。
“作業着” と “日常着” の境界が曖昧だった頃のユーティリティを、現代のスタイルに再構築しています。
襟は スタンドカラーとラペルの二面性を持つ仕様。
スタイルや気分で表情を変えられるデザインです。
胸のフラップは、アトリエでの作業にも日常の街にも自然に馴染む“道具としての服”の延長線上にある機能として配置しています。
アトリエと日常のあいだにある服の“自然な役割”として。
そしてポケットは、〈éhn Original〉のスモックやシャツと同じく、
両方のパッチポケット底中央部分の約1〜2ccm縫い止めきらない仕様です(画像11枚目)。
デザインというより、アトリエで拾った鉛筆の粉や小枝の欠片が自然に抜け落ちていくような、生活と作業の中間にある 曖昧さをそのまま許容するための余白。
éhn が考える、ニュートラルなワーク/アトリエスタイルの提案。
特別な一枚というより、毎朝つい手に取ってしまうような、
美術館にも、八百屋にも、海沿いの散歩にも馴染むジャケットです。
Country of Origin|原産国
Made in Japan
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サイズ・素材
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