Hollie Word
ロンドン・デプトフォードのスタジオで、ホリー・ワードは美しく機能的なテキスタイルを手織りで生み出しています。創作の原点は、ロンドンの美術学校で卓上織機に触れ、独学でダブルクロスを織り上げたこと。
彼女は自身の経験を糸口に、捨てられる運命にあった地元の素材を丁寧に選び、テキスタイルへと昇華させていきます。アイスランドの山間部でのレジデンスでは、過酷な自然と向き合いながら現地のウールを使い、土地の技法を身につけました。
ルールに縛られず、即興性と自由を大切にするその織りのプロセスは、まるで静かな瞑想のよう。ホリーの作品は、記憶や風景をそっと織り込んだ、現代の手仕事の美しさを語りかけてきます。